国民国家の成立の萌芽はヨーロッパではフランク王国以降の王と諸侯の関係による封建制の成立にまでさかのぼれると思うのですが、
ローマ帝国に易姓革命を起こしたゲルマン人傭兵の侍従制度と、ローマカトリックでは異端とされたアリウス派キリスト教がどう融合してフランク王国の成立に至ったのか……
私はその部分に興味があって研究を続けたいのですが、いずれにせよ、すべての秩序と文化は、すなわち諸国民の平和は「支配」から始まっている。
日本における徳川の権威の源も朝廷から授かった征夷大将軍の称号ですものね。

その称号を授ける側だった皇族をさかのぼっても、日本神話に出てくる神武天皇東征も、多くの血を流して夷狄を武力で平定し、植民地支配をいきわたらせるもの、
と解釈して外れないと私などは思うのですが、右派の人などにこういうことを言うと非常な剣幕で叱られます。私には理解できない。