「ちばから」は、「ド乳化スープ」らしいと前から知ってたので、まずはレンゲを沈めて確かめてみる。
すると見事なまでの一体化というかド乳化スープに脚色無しに驚きました。
こりゃまるで「またおま系豚骨魚介」に近いダークブラウンではないか!?。
醤油ダレの色合いも相当濃ゆくないと、この乳化に飲み込まれてしまいそうだ。恐る恐るレンゲで口にすると・・・
そこにあった味風景は、「豚骨醤油クリーミィー!」と言った乳化の局地です。【乳化したエキスが全てを飲み込む】感覚が半端ない。
辛さも、香味も、甘さをも。

とにかく「Jインスパイア」の境界を超えている感覚。
乳化したスープはすでに脂の甘みで支配されており、塩気や刺激を飲み込むような凄さ。
例えば、ニンニクを見て欲しい。二郎直系のニンニクマシマシにも勝るとも劣らない微塵の粗さとそのボリューム。
まさにニンニクを齧っているのかと思えるほどの迫力。これだけのニンニク刺激を備えても、あの特有のニンニクの
痺れるような刺激や辛さが、スープに飲み込まれてしまうのだわー。言わんや、トッピングに盛った「ねぎ」などは
フレッシュの苦味がほぼ吸収されてしまったような印象。それにこれだけ豊富なヤサイの甘みは、ド乳化スープを
柔らげるどころの騒ぎではない。ド乳化は、ブラックホールのごとく、二郎でよくある刺激パンチを、片っ端から飲み込んでいくような感覚です。