ハイボールブームの追い風受け、『電気ブラン』に再び脚光
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101216-00000327-oric-ent

 1893(明治26)年に東京・浅草の神谷バーで誕生したリキュール『電気ブラン』が好調だ。ハイボールが人気となった2009年から
出荷数量が急激に伸び、2010年は前年比120%、ブーム前の2008年と比べると135%となり、順調に売上を伸ばしている。
同商品を販売している酒類メーカーの合同酒精は現在の“追い風”について昨今の昭和レトロブームとハイボールブームにあると
分析しており、今後は「電気ブランゆかりの浅草に近い東京スカイツリーの効果も期待したい」と語る。

■大手酒類メーカーの華やかな“ハイボール競演”で注目度上昇

 昭和30年代に一世を風靡したハイボールに再び火をつけたのは、2008年よりサントリーが訴求し始めた『角ハイボール』だった。
その後は他社も続々とハイボール商品を発売し、キリンビールは『世界のハイボール』シリーズを、アサヒビールは
『ブラックニッカハイボール』シリーズと『ニッカ 竹鶴ピュアモルトハイボール』を発売。また、サントリーも『トリスハイボール』
を新たに投入し、ハイボール市場を賑わせている。

 そんな大手酒類メーカーの華やかな“競演”は、『電気ブラン』にもスポットを当てた。もともと浅草エリアでの安定したニーズは
あったものの、昭和レトロブームに同商品の歴史とブランド力がマッチ。ハイボールブームを契機に同社が実施した飲食店向けの
キャンペーンも功奏し「既存エリアでの販売数増のみならず、新規エリアにも拡張することができた」(合同酒精営業本部
・片山靖之営業推進グループマネージャー)という。