国民を騙すことが最高の警察活動

 犯罪組織公安警察を警察庁が直轄し、その公安警察を支配的地位に置く日本の警察組織
にあっては、盗聴盗撮、住居侵入は警察活動のイロハのイ。窃盗、強姦、薬物工作は中級者。
殺しは上級。最高の警察活動は、そんな警察を信じて疑わない、国民の意識のマインドコン
トロールである。
 日本の警察は、この能力が極めて高い。警察の汚職も犯罪も公安の暗躍もみなこの能力に
支えられている。日本の新聞、テレビは一字一句まで警察の手の内にあり、国民に伝えられ
る情報はみな警察の手で都合がいいように加工され、真相はなかなか国民には伝わらない。
テレビでは毎日のように、どこかのチャンネルで警察を英雄化して見せるドラマやドキュメ
ンタリー物が放送されている。
 警察がここまで執拗に自身の宣伝を行い、国民の意識をコントロールしようとする目的は
それだけ警察が罪深い存在である事の裏返しである。警察の宣伝の目的は、国民を騙し、警
察の実態、真実を隠蔽する事による組織防衛にある。
 民主主義社会では、盗聴盗撮、住居侵入はイロハのイ。窃盗、強姦、は中級者と言う警察
の実態、真実が国民に知れ渡ったら、組織の維持存続はできない。国民が警察の真の姿に気
付くことなく警察を信じて疑わないようにする為の最高の警察活動に、警察の最大の能力が
費やされて来た。 
 国民を騙して、警察利権を謳歌する警察の最大の強みは、警察が自身の思惑で犯罪捜査を
行い捜査を独占する事と、使途の外部からの監査を受けない潤沢な資金が国や自治体から供
給され続けること。そして国内のすべてのマスコミを支配下に置き、自身の広報部として利
用できる事である。この様な体制の構築に全力を傾けて来たのが警察庁である。