日経リサーチ 17〜19日、電話による終盤情勢調査 7万5千人を対象に4万5千人が回答(回答率60.1%)。

●自民党:終盤も序盤と同じ勢い。公示前290だったが、小選挙区(定数289)で207、比例代表(同176)で55。計262。 
 全委員会で過半数の委員を確保する絶対安定多数は261議席。終盤情勢では自民党単独でこれを上回る議席だ。
●公明党:公示前34議席だったが1増えて35議席か。自公両党で300に迫る勢いを維持。

●希望の党:55議席と公示前勢力を割り込みそう。比例代表も序盤調査では42だったが、終盤調査では32まで落ちている。
●立憲民主党:序盤の45から終盤54に伸びた。特に目立つのが比例。序査では32だったが、終盤は40議席まで増えている。
●共産党:序盤と同じ18と、公示前の21から減りそう。
●維新の会:公示前14議席だったが10議席か。地盤の大阪でも劣勢に立たされているケースが目立つ。
●社民党:1議席を確保できそう。
●無所属:序盤の28議席から終盤は30議席に。希望の党に合流しなかった民進党出身者に支持が広がったか。

改憲の発議に必要な3分の2の獲得は微妙だ。3分の2にあたる310以上の議席をとれないと、
改憲には野党との連携が必要。与党にとって、野党第1党がどの党になるかで改憲戦略も変わってくる。
(2017/10/19 日経新聞)