中国人と日本人には、価値観に大きな相違があるようだ。
中国メディアの今日頭条はこのほど「日本人の価値観」を、シュワルツ(Schwartz)の国際共同意識調査で分析した。
「自然環境・安全・創造性・協調性・社会貢献・伝統と宗教・成功・刺激のある生活・挑戦・裕福さ」などの、何を重視しているかを判断する。
対象者の価値観で選んでもらうと、その国の国民が何を重視するのか、傾向を知ることができる。

●この調査では、日本人に特に際立つ特色は「自然環境と安全を非常に重視」すること。他のどの国よりもこの2つが上位にあった。
 日本を訪れる多くの中国人が街の清潔さと治安の良さを実感するのも納得できる。
●日本人が重視しないことの1つは「挑戦」だ。日本の順位は世界的に見ても非常に低かった。
 「日本人が理性的に物事をとらえて感情を隠し、仕事でも日常生活でも慎重で冒険的な刺激的な生活を求めない」姿勢が現れている。
●「裕福さ」も日本人の価値観のなかでは低い位置にあった。「日本はすでにで、必要なものは不足していないうえ、
 物質的な追及をしても実現しないことも悟っている」ためではないか。
 日本人はもともと精神面を重視する国民性であることも、裕福さを重視しない傾向が現れた理由ではないかとした。

日本人の価値観の上位と下位に着目しているということは、中国人の価値観は日本人の価値観と逆なのかもしれない。
(2017-10-09 searchina)