・通常軌道の弾道ミサイル(ICBM含む)は、イージス艦のSM3やTHAADでほぼ打ち落とせる。

・打ち落とせないのはロフテッド軌道のミサイルのみ。

・ところが、ロフテッド軌道の場合、ICBMより大気圏進入時の速度が大きいのに、
 入射角6度の条件もみたさないため、熱で弾頭が解け、装置が破壊されてしま
 うため、核爆発できない。


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論理:
1. エンジンによる加速が終わった後の宇宙空間では、ミサイルはほぼ自由落下し、
  ほぼ、力学的エネルギー保存の法則が成り立つ。

2. ICBMでも通常軌道なら最高高度は、1,200(km)程度なのに対し、ロフテッド軌道
  だと北朝鮮ミサイルの実績では 2,000〜3,500(km)を超える。

3. 大気圏は、地表から、500(km)以下の範囲だとされる。

4. 通常軌道のICBMの場合、1,200 - 500 = 700(km)、
  ロフテッド軌道の場合、2,000 - 500 = 1,500(km)
  の間、ほぼ真空中の重力下を自由落下し、その間、重力方向の加速を続ける。
  その結果、ロフテッド軌道の方が通常軌道のICBMよりも、大気圏に進入し始める
  際の速度は大きくなる。