(続き)そして菅官房長官は安倍続投を既定路線にすべく着々と手を打っているという。
「菅さんは麻生太郎財務相、二階俊博幹事長に根回しして、今回の結果が50議席減でも、
11月のトランプ大統領来日など外交日程も考慮して当面は安倍続投の了解を取り付けて
います」(政府高官)

 しかし、現場の空気は違う。7月の都議選時同様に全国の候補者陣営からは「お忙しい
安倍首相にはわざわざ応援に来ていただかなくても……」という断りの要請が自民選対に
殺到しているという。
 安倍首相本人は振り回されっ放しの小池氏への"不快感"を周辺にぶちまけているという。
「最近、総理から小池さんの動向を聞いてみたら、『あの人は悪人とずっとくっついて大きく
なっていったからなあ〜』と不愉快そうに話していました。
 以前までは『小池さん』だったのに『あの人』になった。(改憲勢力として)信頼できない
のでしょう。安倍さんの不人気ぶりは深刻で、50議席以上の減は覚悟しておかないと。
選挙後、安倍続投で党内が果たして収まるでしょうか? 正直、安倍さんは国民に飽きられ
ています」(首相側近)
(続く)