●22日投開票の衆院選に山口4区から立候補予定の黒川敦彦氏(39、無所属)が
9日、単独インタビューに応じた。「今治加計(かけ)獣医学部問題を考える会」
で安倍晋三首相の関与を告発してきた黒川氏は選挙で何を訴えるのか、話を聞いた。

——なぜ山口4区から出るのか。

 黒川; 安倍総理に直接訴えたいから。いろいろな人から「総理のお膝元で声を
上げてほしい」「その方が応援しがいがある」と言われた。実際、多くの地元の人が
集まってくれ、動いてくださっている。

 ——同選挙区の空気はどうか。

 黒川; 安倍総理を嫌だと思っている方がかなりいる。ただし、声は上げづらい。それなら、僕らみたいなしがらみのない人間が声を上げ、それを後押ししてもらえれば勝ちにいけると思う。いや、いかないといけない。

——言いにくい空気は愛媛県今治市でも感じていたのでは。
黒川; そういう空気は、今治以上に鮮明に感じる。心にふたをされているような。その意味でも、こちらの方が社会的意義が大きい。国会前で「安倍辞めろ」と言って
いるよりは、ここにいて1票でも減らした方がいいじゃないか。(続く)