マルサスの罠を休み破って、それが変わるのが
資本主義化だ。

農業社会では、簡単に増えない農地に対して、簡単に増える人口のジレンマがあったが、
資本主義では経済成長が農地から解放される。
工業では人がいるだけ、生産手段を増加することができる。
人口は多ければ多いほど、経済発展につながった。
ここで近代国家が生まれる。
富国強兵のために、人口の取り合いが始まる。
そして自由主義経済では、個人の自由な競争が経済をより成長させる。
このとき、人類史で始めて、個人の価値が上がり、
キリスト教の絵空事だった個人の尊重が、
リベラルな個人の尊重として、現実的にいうことが可能になった。