個人主義としてまずあるのが、
個人の自由な経済的な競争だ。
それが豊かさを生み、人口増加を可能にする。
そして自由な競争の中でこぼれ落ちる人々のセーフティネットとしてあるのが、
左派リベラルの個人の尊重だ。
社会保障制度。

日本では、それに変わるセーフティネットが、
国家社会主義的な、職を通しての総利権体制。
国は大企業を守り、大企業は下請けを守り、
雇用が守られて、正社員の賃金が家族を守る。
だから一家の大黒柱の職の安定を守る。

日本は左派リベラルな市民革命を経ていない。
変わりに昭和維新の右翼革命で、
江戸時代以来の国家社会主義的な総利権体制を確立した。
そして今に至る。