(注2)
嘗て(警察・公安=特高)は、軍と共に国土の大半を焼野原にし300万人に死者を出す
日本自滅運動を推進しながら、終戦時、身を180度翻して進駐軍(GHQ)に忠誠を誓い
「GHQに反抗する者を取り締まる」として生き残りを図った。
GHQは悪質性*の高い特高は解体、公職追放としたが、警察は手を付けず存続させた。
サンフランシスコ講和条約により日本が主権を回復すると、日本政府は公職追放の特高
を復権させ公安警察と名称を変え復活させた。
こうして、公職追放の憂き目に遭った特高の悪質性*に国家公務員法(注)による特権と
特別な保護を加えた公安警察が発足した。

*特高の悪質性 特高(特高警察)は戦時中、戦争に反対する嫌疑のかかる者をすべて
逮捕投獄し数百人を獄中でなぶり殺しにしにするなど謀略犯罪に猛威を振るった。
獄中でなぶり殺しにされたのは共産党員が300人超と最多の他、創価学会幹部も3人含まれ
ている。