秘密警察の黒い思惑が何時も国を誤らせて来た

 日本が、ドイツの様な戦後処理が出来ず、今だ周辺国とわだかまり紛争を引きずって
いるのは、特高警察の復権を柱とする国内体制の戦前回帰の為に、日本自身による戦争
責任の追及を封印したからだ。日本は戦後処理の誤りから今だ尖閣、竹島、北方領土問題
が解決出来ず、取り分け尖閣、竹島問題と言う今後に非常に危うい火種を引きずっている。
 
 秘密警察(現 公安警察)の思惑は何時も日本の国家運営の道を誤らせる。秘密警察
(現公安警察)は戦前から現在に至るまで国家国民にとって百害あって一利も無い。
秘密警察は国を亡ぼす。 秘密警察が国を亡ぼすのは秘密であるが故に腐敗が見えないから
だ。秘密警察の黒い思惑が何時も国を誤らせて来た。
 
 我々が反省すべきは、徹底した秘密警察主義から国民に真実が伝わらず、正論は悉く
弾圧される社会では、どんな愚劣な政策でも国家の誤りを正す機能が働かない。国家の
免疫機能は国民の知る権利に依存している。国家の免疫機能を持たない戦前の日本は
破滅の道を歩む以外になす術がなかった。  
 現在の日本を見ると通信傍受(盗聴)法、個人情報保護(情報隠蔽)法、特定秘密
(国家機密)保護法、集団自衛権(戦争法)、国民総活躍社会(国家総動員法の発想)
嘗て、戦争を推進する為の施策と類似する法律が次々と可決され出した。これらは
みな秘密警察(現 公安警察)の黒い思惑が働いていると国家国民に恐るべき結果を
もたらす。