さらに、日本の警察制度を決定的に悪質なものにしているのが、非合法手段を活動
手段とする犯罪組織の公安警察を内包し、その公安警察を警察の上位に置いている事だ。
日本の警察では犯罪組織の下に犯罪を取り締まる組織がある。これは犯罪の取り締まり
より犯罪の実行を高いレベルの警察活動に据えている事を意味する。
 巷で囁かれる警察の実態「盗聴盗撮、住居侵入はイロハのイ、窃盗強姦は中級者、殺し
は上級、」と言うのは公安警察の真実だ。

 この様な日本の警察組織にあっては、警察官の意識は国民の考えとはかけ離れたもの
となり不正腐敗の極みに達した警察は、今や巨大犯罪組織になり下がった。
多くの日本人が抱いている「警察は常に正しく、誤りは無い」「警察官は全知全能で何時
でも自分の安全を保障する」と言う妄想を現実に近づける為には、少なくとも以下の改革
を速やかに実施する必要がある。

(1)犯罪組織と犯罪を取り締まる組織の分離。即ち、公安の警察からの分離または廃止。
(2)国家公安委員の警察庁による選任禁止と委員会の機能強化。国家公安委員会が事実上
  警察の管理下にあり警察から厳重な枷をはめられている状況は、警察庁による委員の
   選任が原因だ。国家公安委員会こそ独立性を確保し、体制を強化して本来の機能を果
  たさなければならない。
(3)警察の外部監査制度の導入。行政府が管理を警察に丸投げして放任して来た結果、
  「中身を見えないようにして好き勝手、不正腐敗、犯罪何でもあり」の現状を是正
  するには、これを実施するしか無い。これも古今東西の常識だ。