中国軍の近代化が新兵器と組織改編によって着々と進んでいる。アメリカ国防情報局が1月発表した年間報告書は、
「これまでになく高い対応力と柔軟性、力を獲得した」と、99式戦車、J-20ステルス戦闘機、国産空母などの
新兵器に象徴される成長ぶりを強調。一部の兵器は、アメリカを含む競争相手を上回っていると評価している。

◆開発中の新兵器も続々
アメリカCNNは、米軍の脅威となる中国の最新鋭兵器を特集。そのいくつかを紹介しよう。

●大規模爆風爆弾兵器「爆弾の母」……アメリカ空軍が開発した大規模爆風爆弾兵器の中国版だ。
 「全ての爆弾の母」の異名を持つこの爆弾は、通常兵器としては史上最大の破壊力を持つ。
 米軍は2017年にアフガニスタンで実戦使用した。中国版は小型軽量で、爆撃機で簡単に投下できる。
●地対艦ミサイル「グアム・キラー」……5500kmの射程距離を持つ車載型の地対艦ミサイルDF-26弾道ミサイル。
 米海軍のグアム基地も射程に収める。米専門家は「グアム・キラー」と呼ぶ。
●複座型J-20戦闘機……パイロットが2人乗り込む複座型だ。空軍に配備済み。戦闘爆撃機・電子戦機として運用される。
●ステルス・ドローン……今月初めに新型無人機「スカイホーク」が初飛行した。米軍のB-2ステルス爆撃機を小型化した形だ。
 ステルス性能、攻撃力、防御力のどれも、従来のドローンよりも大幅に性能が向上した。
(2019/01/30 newsphere)