HIV感染の女 警察官の腕に噛みつく(米)

何か気に食わないことをされた時、相手に対してこの女が考えることはただひとつ
「だったら私と同じ身体にしてやる」という思いであったのかもしれない。
HIV/エイズウイルスに感染している女が事件を起こし、逮捕の際にみせた恐ろしい
行為を米テネシー州のメディア『WREG News/Channel3』が伝えている。

警察官に背筋の凍るような恐怖を与えたその事件はテネシー州の
メンフィスで3日に起きた。女はデイトン・スミス(38)。

スミスは、有効期限が切れたナンバープレートで車を運転していたところを
警察官に呼び止められ、車を路肩に停止させると様々な調査を受けることになった。
自動車保険への加入は不明で運転免許証は免停状態と判明。車からはマリファナ、
結晶状のクラック・コカインなどが発見されてスミスは窮地に立たされた。

警察官に誘導されるままに一旦はパトカーの後部座席に乗ったスミスであったが、
トイレの使用を要求すると逃走を試み、地面にねじ伏せられると
スミスは警察官の左腕に歯を立てて強く噛んだという。

腕からは血が滴り落ち、スミスが「私はHIV/エイズウイルスの感染者よ」と
暴露したことから警察官は病院へ急行した。噛まれた警察官は、そうした場合に
きわめて有効な手段である抗レトロウイルス療法を受けた後に退院した。スミスに
設定された保釈保証金は5000ドル(約50万円)で8月11日の出廷が予定されている。

出典:http://www.nydailynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)テックインサイト 2016.8.7