現在の憲法に現状の自衛隊を書き込むだけという。しかし、本当にそれだけか?その他に影響を及ぼさないのか?

防衛庁から防衛省に格上げされ、防衛装備庁が設置され、陸自は統合総隊を組織改変で設け、陸海空の統合運用を強化するようだ。

中国、北朝鮮の脅威を煽り、改憲を契機に自衛隊が前面に出てくると、予算獲得圧力が高まるだろう。

ちなみに、6年ぶりに中国人民解放軍の幹部が、自衛隊との交流のために、仙台基地を訪問したそうだ。色々思惑はあろうが、軍隊ですら国際交流する。

改憲を契機に、国防を真面目に考えている勢力が、過度なナショナリズムと結びついた勢力に利用される可能性はありはしないか?

例えば、過度なナショナリズムと結びついた勢力が、お国のためにといって、防衛費の増税のために協力すべきと押しきり、少子高齢化の福祉予算を削減するようなことはないか?

例えば、過度なナショナリズムと結びついた勢力が、お国のためにといって、国民がこれまで享受できた自由を制限することはないか?
国益のため、公共の福祉のため、公益のため、みんなのため・・・。
一部のイデオロギーと結びついた勢力が社会を仕切ろうとしないか?
反対意見を言う者を無視し、恫喝し、圧迫することはないか?

ズル賢いセールスマンのようなフット・イン・ザ・ドアで社会を変えようとしないか?

小さなことから進めて、後ろに控えている本当の狙いを実現出来ると考えてはいないか?1度でも要求を飲むと次の要求も飲んでくれる確立が高くなるので、最初は小さなお願いから始めて行くのではないか?

国防を切り口に、社会改造を目指すイデオロギー勢力の存在が見え隠れするので、今は9条改憲はしない。現状維持でよい。