明らかに統計数字を捏造している中共政府を、この国のエコノミストと呼ばれる連中は、常々嘲笑してきた。
中国のGDP統計が当てにならないことは世界の常識だ。しかし日本の経済統計も当てにならないということになれば、それは日本の信用にかかわる。

アベノミクスをヨイショしているエコノミストたちは、自公イカサマ政権が「イザナギ景気超え」と発表してもダンマリを決め込んでいる。
馬鹿でなければ「景気は少しも上向いていない」ことはわかっているはずだ。
だが政権批判すれば、古賀茂明氏のようにTVのコメンテータを干されることになる。TVに出ていれば愚かな自治体や商工団体が「講演」の名目で、講師として呼んでくれる。
そうすれば竹中某のように、アゴ・アシ別で数十万円単位の臨時収入を手にできる。

ゆえに日本のメディアは政府の発表通り「イザナギ景気超え」を一斉に報じた。一方で世界のGDPに占める日本のGDPの割合が、安倍政権の6年間低下し続け、ついに5%を割り込んだ、という報道は皆無だ。
実際、日本経済はデフレ下で衰亡の坂道を転がり落ちているにも拘らず、だ。

ゴマカシ体質は霞ヶ関も同様だ。
厚労省は年金でもゴマカシ、残業統計でもゴマカシ、そして技能実習生の逃亡人数や逃亡理由でもゴマカシた。
防衛省は日報問題でゴマカシ、財務省は国有地売却でゴマカシた。
日本の官僚制度はもはや落ちるところまで落ちた。
「魚は頭から腐る」とよく言う。
日本は根幹の部分で箍が外れ、それが下々の企業、個人にまで伝播してしまったようだ。