厚生年金と国民年金の決算 2年連続黒字
2018年8月10日 16時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180810/k10011572291000.html

サラリーマンが加入する厚生年金と、自営業者などが加入する国民年金の平成29年度の決算は、国内外の株高で年金積立金の運用が好調だったことから、いずれも2年連続の黒字となりました。

厚生労働省によりますと、厚生年金の平成29年度の決算は、時価ベースで、歳入が56兆8713億円、歳出は46兆4233億円で、歳入が歳出を10兆4479億円上回りました。

また、国民年金の平成29年度の決算も、時価ベースで歳入が4兆4336億円、歳出は4兆1607億円で、歳入が歳出を2729億円上回り厚生年金、国民年金とも2年連続の黒字となりました。

これは国内外の株高で、年金積立金の運用が好調だったことによるもので、積立金の残高は時価ベースで、前の年度より10兆6957億円増えて、164兆1245億円となりました。

厚生労働省は「年金財政は順調に推移しており、今後も安定的な運営に取り組んでいきたい」としています。