米国と中国の覇権争いは、世界に大きな影響を与えている。原因は、「世界の警察官」を担った米国の国力の低下と、トランプ大統領の自己中な「アメリカ・ファースト」、そして中国の米国への挑戦だ。

『米中覇権争い』の中で 日本は生き残りをかけた戦略を築き追求しなければならない。日本の外交は、常に『米中覇権争い』を考慮して決定されるべきだ。

中国の微笑外交は要注意だ。中国は苦境に陥ると、日本に近づく習性がある。中国は経済的に深刻な苦境に陥っている。
中国の日本への接近は「経済的な苦境を脱出するため日本を利用する」理由と「米中覇権争いを有利にするために日米を分断する」理由があるだろう。

中国の接近に対して「日本は、米国に十分に配慮しているのか」「中国に、明確な戦略を持って対処しているのか」が問われる。

来年春に予定されている、習近平主席の「国賓招待」に反対する人たちが増えている。

『米中覇権争い』のタイミングで、習氏を国賓招待するのはリスクが大きいと思う。
香港の混乱がさらに悪化し「第2の天安門事件」のような事案に発展すると深刻だ。
欧米諸国が一致団結して中国を非難する状況になっても、安倍首相は国賓招待を中止しないのか が問われる。

安倍首相が習氏の国賓招待を決めた背景には、当然、トランプ政権との密接な調整があるだろう。
米国との密接な連携なくして、この種の決定はできない。

国賓招待反対論者には、米国との調整がついている場合でも、国賓招待に反対するのかが問われている。
(2019/11/28(木) 夕刊フジより)

・・んまあ儀礼的な招待だからな。国賓としてヨイショしてやってもいいだろな。でも、共産独裁中国には油断大敵だ。片手で握手しながら、片手はこん棒をもってぶったたく準備をしよう。