家父制とはその中に法の、権力の源泉がある
天皇制とはいわゆる家父制でその宗教的バックボーンが先祖崇拝教
その運用面は儒教が担う
その様に日本では明治維新までは成り立っていた

西洋から押し寄せてきた価値観とは表面的には近代憲法、明治憲法だが
その実態はキリスト教を背景とした価値観でその法的運用面が
法人説、国家を法人とみなしその統治権を総攬するものが天皇である というものである

キリスト教の流入とはそれまで日本を支えてきた家父権を奪うということであり
先祖崇拝教への攻撃であり天皇制存立の崩壊である

然るに明治はその法人説を柱とする価値観を持って天皇を立て
国家を構築する 大いなる矛盾である 

天皇機関説の本質であり明治初期に穂積氏はすでにその問題を予見していたのである

つまりその戦いをこのスレで再現するとなるとそれは
モグラじじいと褌じじいとの戦いである
それをお互いが理解できていないということが
日本の悲劇である