レンズマンを語りたいんだよ 15頁
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中国人は驚くほどの忍耐づよさで、思考波の力を増しもせず、そののろいテンポをはやめもしなかった。
彼は一分一分と根気よくそれを維持しながら、原子噴霧器から原子霧をふりまくように、広大な日本全体にそれをふりまいた。
そしてついに手ごたえがあった。
一人の日本人が、そのものほしげにさまよう原始的な思考を捕捉し、それを自己の思考としたのだ。
その心はその思考（警戒、買い占め、現政権への反発）を強化し、拡大し、組み立てた。中国人はそれを追跡した。
彼はむりをしなかった。その思考が中国人のものだという疑いを相手に起こさせるようなことはなにもしなかった。
しかし、日本人はその思考に集中している間に、無意識のうちに中国人が自分の心に侵入してくることを許してしまった。 「失敗はしませんでした――厳密にいえばですね――しかし、仕事は非常に不完全で、まずい仕上げでした」ナドレックは弁解した。
そのあいだ、地球人の心は、パレイン人が地球人のはげしい赤面に相当する態度を示したのを強く感じた。「この問題に関するわたしの報告は、レンズマン秘に編入されるべきものです」
「しかし、きみは何をしたのです？」ふたりの地球人は同時にたずねた。
「こんな拙劣な結果をどう報告したらいいか、わからないほどです」そしてナドレックは実際に身もだえした。「わたしの羞恥を記録テープに残すことを許してはくれないでしょうね？」
ふたりは許すわけにいかなかったので、その旨を告げた。
「あなたがたがそうする必要があるのなら、わたしは譲歩します。
わたしの計画は、日本人を相互に抹殺させようというものでした。
これは理論的には妥当で単純でしたが、実行のほうは、はなはだしく不完全でした。
わたしの仕事が非常に不手ぎわだったので、三つの省庁の事務次官がひとりずつ生き残り、わたしはみずから粗雑な実力を行使して、その三人を殺さねばなりませんでした。
わたしはこの仕事の仕上げの不完全さを、はなはだ遺憾に思い、それを深く謝罪します。わたしは、あなたがたがこの報告を、公表しないようにするものと信じます」
パレイン人は心理的に汗を流し、まことにはずかしそうに弁解したのち、通信を切った。
ヘインズとキニスンはしばらくのあいだ、唖然として顔を見あわせていた。空港司令官が最初に沈黙を破った。
「いやはや――なんたる――ことだ！」彼はやっと、しぼりだすようにいうと、戦術タンクをびっしり満たしている無数の光点に手を振った。「大艦隊の全力をもってしてもできんことを、彼はひとりでやってのけた。
しかも、まるで教室のすみに立たされるか、夕食抜きでベッドに追いやられるかするのが当然だとでもいうように、謝罪しておるのだ！」 気の毒な基地外が3連投している
これもコロナのせいかよｗ エッドア人はバナナやじゃがいもみたいなもんだから、伝染病が蔓延したらあっというまに滅亡しそう。 ボールもエッドア人だけが感染する感染症を超空間チュープで送り込めば
熱線とか使わなくてもエッドア人を滅ぼすことができたんじゃないか
あいつらドロドロしてるからナチュラルに感染してくれるだろう そもそもこの宇宙の生物では無いので
この宇宙の微生物に感染するとは思えない 考察力に欠ける地球人の想定することは、アリシア人にとってはすべて自明のことであった
それらすべてを考慮し考察し実行に移すことはできた
その上でなお、エッドール人の至高者がこもる最後の防壁を突破することだけができなかったのである エッドール人が元の宇宙で進化する過程で
病気で死ぬような個体・系統は真っ先に淘汰された可能性もあるかと。 そんなこといったら地球の生命体だってすげー昔に誕生してるんだから
今生き残ってるのは病原菌やウイルスに負けないのだけが淘汰されてないとおかしいじゃん >>629
病原菌やウィルスも進化の階梯を登っているのだ
第二段階コロナウィルス！ エッドール初期の殺し合いの時代に細菌兵器も盛大に使ったんじゃないかって話。
自然にしろ人工にしろ病気で死ぬ奴は死に、病気で弱る奴は弱ったところを狙われて
それを生きのびた連中はみんな病気に強いんじゃないかと。
地球の生物同士は必ずしも「殺すか殺されるか」の原理では動いてないから。
病気の原因菌やウィルスが宿主をみんな殺してたら自分も滅びちゃうし、
否応なく共存関係ってことになるでしょ。 ウイルスは有性生物、無性生物お構い無しに活動するからなぁ。
第三段階レンズマンの敵に相応しいかも。 第三段階になると、ウィルスはじめあらゆる生物の「生存戦略」全体を俯瞰し考察することができるだろうから
特定の惑星の生物がいささか減る、というだけで「敵」認定するには弱いわな
そんなのどこの惑星でも当たり前のように起きていることだからね もう第三階梯になったら人間の身体が邪魔だよな
精神生命体で宇宙と渾然一体として、宇宙のどこにいる人とでも会話でき
物理的干渉もできるようにしないと 川内康範作 レンズマン
第四階梯レンズマンになっても決着の着かないエッドール一族 キムボールキニスン氏の死因
「レンズマメを語りたいんだよ」とかおっしゃったらしい 石川賢作レンズマン
「わかったぞ！ レンズとは！ 運命とは！」ドワオ 本宮ひろ志「レンズがなんじゃぁーーーーーーーーーーーーーー！」 車田正美
「な、なにぃ！？ メンターとは、見る者ごとに姿が違うというのか！」
「うろたえるな地球人ども！」 小畑健「ジャルトしってるか クモにもちせいがある」 レンズ・メンドーサ（なぜだ、私のパンチをこれだけ受けているのに、なぜジョー矢吹は立っていられるんだ…） 遠崎史朗（原作）、中島徳博（作画） 「アストロ・レンズマン」
手首にボールのアザがある運命の銀河パトロール隊員たち
「アンドロメダ星雲打法〜！」
「ネガスフィアボール！」
「無慣性投法！」
ブラック・レンズマンたちによる「人間ナイアガラ！」 コロナ騒動で休校・自宅待機の小学生が
ネット配信で古いテレビ番組を観てる設定だな。
世情を取り込んでる上に辻褄も合ってる。 なんで第二段階レンズマンは、実話をもとにして書いてます風の体裁にしたんだろう そんな体裁だったかな？荒唐無稽なスペースオペラだとしか読めなかったが 気立ての良い美人看護婦との恋愛物語だよ
KK「内面夜叉外面菩薩ｗこんな夜中に誰がノックを？」 >>648
ロナバールの文明化とか、スレール占領あたりに出てくる描写かな。
パトロール隊の資料が公開されたので小説風味で紹介してます、みたいな。
作者が書く気のないエピソードを読ませろとせがむ読者を黙らせるために
「この部分の詳細は別の研究資料が出てるのでそっちを読め」と逃げたかな。
特に「ナドレックはオンローで何やったんだよ、教えてくれよぉ」って連中に
「いやぁ、ご当人の口が堅くてね」とトボケて見せたんじゃないかと。
もうひとつ、小説を書くときにネタを提供してくれた現実の協力者の名前を
作中に登場させることで、「アンタらもレンズマン宇宙の住人だよ」と
お墨付きを与えるサービス的な面もありそうな気がする。 アマゾネスみたいな謎の宇宙人がいたけど、テレパシーが使えるし
科学文明も今の地球よりよほど上
レンズの力がなかったらひ弱な地球人などとても太刀打ちできないな レンズマンvsミラーマン
対物口径が大きくなるとミラーマンの方が有利？ レンズマンVSスーパーマン 物理攻撃はスーパーの方が圧倒的だけど
精神操作で操り人形になっちゃうからレンズの勝ち レンズマン対グリーンランタン
業界のかぶりで上層部どうしで手打ち レンズマンVS火星の女王
どうかな、古典的ってことで手打ちかな >>657
ライレーン(全裸)vsデジャーソリス(ほぼ全裸)
ですねわかりま(ry >>659
「真鍋博」vs「武部本一郎」ですね
「レンズマン 真鍋博」の画像検索結果と
「バローズ 火星」の画像検索結果を比較すると・・・
・・・デジャーソリスの勝ち！（欲望を全肯定するシオナイトきめた上で） いやあのサイケデリックさに萌えずして何がSF者かと 女性たちの対決！
・・・のための衣装買いに付き合わされる第二段階レンズマン
「奥様はこれより一週間こちらでお過ごしになられます」あれは笑った キット：「その、女性の化粧と買い物時間を短くすることはできないのでしょうか…？」
メンター：「無理だ」 精神操作で操れるわけだから悪者のあじとにいったら
何百人いようと一人ひとりおびき出してぶっ殺して下水に叩き込めば
そのうち全滅させられるんじゃないかな いっぺんに。となると敵もバカじゃないし、死にたくないから抵抗も厳しいものがあるけど
一人ずつならさ、気づきにくいだろう
気づかれたらそっと逃げて 十年くらい経過したらまたくればいいじゃん ナドレックなら敵基地のシステムに侵入して業務上のストレスを2％上昇させて長期的に構成員の平均寿命を5年減少させることにより数百人殺害するのと同等の結果を得ると思う。 アリシア人って何世紀にもわたって都合よく地球人を交配して都合のいいレンズマンを生み出したわけだろ
そんなことしなくてもアリシア人が直でエッドア側の勢力を一人、また一人と削っていけば
アリの一穴からダムも崩れるわけだから、キムやその子どもたちが産まれる前に
エッドアを滅ぼせたんじゃないの レンズの子らのラストでアリシア人がなぜかどっかに去っていくんじゃなかったかと思うけど
理由はよくわからなかったな、アリシア人がなぜ自分たちより優れた存在を生み出したのかとかさ
そんなことができるなら自分たちをより良く改造したらどうだい だからさあ・・・「ここまでは」アリシア人だけでもできた、っていう「レンズの子ら」の一文を読み落としてない？ いやキムの子どもたちみたいな頭のいいのを作り出せるなら
自分たちを同じくらいにできんじゃね？
だって交配ってさ、アリシア人だってして子孫を残すわけでしょ
エッドア人みたいにアメーバー的なんじゃないしさ
そしたら交配なんて自分たちなら操らなくても「あーアリさんとシアちゃんが結婚してください」
って自由にできるじゃん お前らが餌をやるから変なのが居着いちゃったじゃないか 最近手にした人で「子ら」をまだ10回ぐらいしか読んでいないのでは？
銀河文明は5人の子供達でおしまいと書いてあるのも読み取れていなさそう
アリシア人よりももっと怪物なのだとメンターに言われているところも 子孫を残すにしても、テルス人のように30年で次の世代のようなハイスパートじゃなくて
テルス時間で数千年と数万年に一度とかなんだろう＞アリシア人
そしてそれでは勝利できないことがわかってるからテルス他いくつかの惑星に種を蒔いたんだろう
エッドール人が一度文化が衰退した地球を放っておいたら、
次に様子を見に来た時には(アリシア人が手を回して)すっかり復興してたように、
長命であるがゆえにものの考えのスパンも長いのかもしれない >>679
そういえば、初めて読んだころは、自分は子供で、主人公であるキムを応援して読んでたので
「子ら」で、キムの子供たちの方がここまでずっと応援してきたキムより上ってのがなんかいやな感じだったんだけど（兄より優れた弟など存在しねぇ〜！の気分）
大人になると、子供が自分以上に優秀なのは、むしろ喜ばしいことなんだなと思えるようになった
キットたちも、自分たちの方が両親より一段階上の存在になったからといって
両親を下等動物と見下すようなことはしないんだなって、納得できるようになったわ
……なおその後に「幼年期の尾張」を読んだもんで、生んだ子供が超人類に進化して母親も意思疎通できなくなるという展開がまたショックで・・・ 子どもたちは親のセックスをテレパシーで覗き見してるのかな >>685
ジョジョのカーズ様みたいに「セックス…必要なし」の領域に踏み込んでそう エッドア人は生きていた！もいいな
第二段階に進化したエッドア人の作ったパープルレンズマン >>686
ぶっちゃけ、お互い同士以外に、つりあう存在がいないだろ
新たなる神話の始まりである（兄妹、姉弟でまぐわう話はあちこちにある）
第三段階同士から生まれた子供はどうなるんだろうなあ >>677
しかしあらためて思った
知性、考察力、未来予測に加えて自らの肉体（存在）保持能力も高まってしまうと
少子化になるよなあ、と
相手を見つけたとして、その相手の「能力」「生涯収入」「期待される伸びしろ」「遺伝、生育環境に基づく子育て適性分析」などが
現代の保険会社が容赦なくやってくる以上のものを自他ともに示されてしまうわけで
そりゃ、子供作るわけないわな、と
生物の根本的な本能たる「自己保存」と「子孫存続」の天秤に折り合いをつけなきゃならんのだが
能力高まって「自己保存」をつきつめることができるようになると、子孫存続がおざなりになるのもわからんでもない >>323
超亀レスだけど
クラウド家の悲劇は人災割合デカいし
考えなしに爆弾使って進路変わって
クラウド設計の完璧避雷装置が誘因 ナドレック好きだわー
絶対に映像にはできないし映えないタイプだけど
一番恐ろしい 大事なことなので2回言いました
本当は「Enterで書きこみ」にチェックが入ってたなんて言えない… ナドレック「三次元空間での可視スペクトル範囲における私の容姿が
地球人にとって奇異であり嫌悪感を催すものであることは承知していますが、
なぜ私に出会うたびに『ナドレック…恐ろしい子！』と恐怖を表明するのでしょう？
しかも多くが発言時に類似の動作を伴うのです。
そもそも私の知識では地球人は宇宙服の内側まで知覚する能力を持たないのですが」
キニスン「君は地球で愛されているんだよ(ニヤニヤ)」
ゴレゴンシー「愛されてますな(ヌルヌル)」
ウォーゼル「おちょくられてるんだろ(クネクネ)」 感情に左右される面の大きい地球人系炭素生物よりも
感情というものを持たずひたすら目的意識のみに生きる冷血生物の方が
アリシア人の目的からいっても、育成するに適した生物に思えて仕方がない
……しかし、パレイン人第三段階レンズマンなんてものが生まれたら
効率だけで全ての生命を判断する……つまりエッドア人と大差ないものになってしまいそうだよなあ
地球だけでも、「秩序、規律、効率！」を掲げ実現しようとする政体が現実にはどうなったかというのを思えば ナドレックみたいに論理的に根気よくできることが大事な任務って
コンピューターにやらせても…と思ったがナドレックサイコー スミス世界のコンピューターはスカイラーク含めて単なる計算機だかんな
渦動破壊者でも主人公の予測能力の超限定版の開発に苦労して
完成とほぼ同時期に渦動問題解決してお蔵入りに >>701
民主主義の信奉者でないとレンズマンにはなれないんだ >>702
「Dr.STONE」で出てきたが
「こいつらが本当にとんでもねえのは、先が見えない試行錯誤を何万回と繰り返すことに
全然へこたれねえで繰り返せることだ……！」
ってのを思い出す
野口英世も、あげた成果だけで評価されてるんじゃなくて、同時代の研究者たちが打ちのめされるほどの「ひたすら実験と観察、チェックを繰り返す人間ばなれした根気」が偉人と称せられるポイントだからな スミスの他作品並べると
共産主義＝エッドア＝クローラで絶滅戦だかんな 野口英世は神経梅毒くらいしか成果はないんだよね
黄熱病の病原体や治療法も発見してないし、ただすごいエネルギッシュに研究しただけ
人間的には金あったら芸者遊びしてパーっと使っちゃうし
長年経済的に支援してくれた人になんら恩返ししないとか >>ただすごいエネルギッシュに研究しただけ
その「ただ」「だけ」が、人類史上でも屈指のレベルだということ
そのとてつもなさを
想像し理解できない人間が小松左京スレにいるとは・・・
「えらいこっちゃ・・・」と「昼寝に入られました」という京都の学者が、どれほどの貢献を成したかが見えない人がいるのは
悲しいね・・・ たまたま注目を集めただけの人で、実績はほぼないんだよな >>710
小松左京スレ？
我らがDOCを東洋の小国のローカルSF作家と混同するとは！？ メンター「最初のアリシア人はデュケーヌという時を超えた異世界人じゃ」
スミス氏（知らなかったｗ） 沢山のレンズマンと銀河パトロール員を輩出しているテルス、リゲル、ヴェランシアに比べ、
歴史上を総計しても二桁越えそうもないパレイン第七惑星。
投資効率だけを考えたらえらい赤字である。 悠久の時を生きるアリシア人に赤字の概念無いんじゃないかな レンズマン適正者が居ない惑星はどうなるんだろう。
パレインみたいに種族ごと銀河パトロールに興味ないならいいけど、
テルスからの移民なのに頑張って育成しても出てこなかったら制度上相当不利になるし、
他の惑星からレンズマンに赴任してもらったら今度は「自惑星出身者でないものに国政を委ねればならぬとは…」と不満に感じる連中も出てきそう。 もしかするとパレイン出身のレンズマンは
パレインのファースト以来の全員が現役で活動してるのかも知れんぞ。
損耗率がやたら低くて長く使えるなら数が少なくても割に合うでしょ。
標準暦の10年に1度くらいの頻度で「監視を継続中」と連絡してくる感じ。 >>716
チクラドリア人はレンズマン適合者がいなかったはず >>710
おう、なんということだボスコーンなら処刑ものだ
両方に書き込んでるから完全に間違えたすまなかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
