ロシア内閣が総辞職 プーチン大統領、再登板を否定
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 ロシアのメドベージェフ首相は15日、プーチン大統領(67)に内閣総辞職の意向を示した。これを受け、プーチン氏は後任首相にミハイル・ミシュスチン税務庁長官(53)を指名した。
プーチン氏は同日、上下両院議員に向け、大統領の権限を弱める憲法改正も提案しており、一連の動きによって、退任後も政界に影響力を保てるようにした可能性がある。

 メドベージェフ氏は辞任の理由を「大統領が必要な判断を下せるようにするため」と述べた。プーチン氏はメドベージェフ氏を国家安全保障会議の議長代理とする考えを示している。

 メドベージェフ氏は08年、連続3選を禁じる現憲法の定めで首相職に回ったプーチン氏の後を受け、大統領に就任。12年に同氏が大統領に復帰してから首相を務めていた。辞任により、11年に及ぶ両氏の「双頭体制(タンデム)」が終わることになる。