>>235

(立ち食いそば屋 江戸丸。 入り口の暖簾と一緒に、『出前 始めました  店主』 の張り紙が下がっている)
(いつものように、客として 店先に立っている加賀美と岬)


加賀美 「でも、 いまだに信じられませんよ、あの風間大介が…(虚ろ)」

 (派手に皿が割れる音がする)

加賀美 「(隣の岬の方を向く) こんなこと、ゴンが知ったら…」

 (また 皿が割れる音)

岬  「………うん (深刻な表情で頷く)」

 (二人の前の 具材が選べる透明ケースの上に、 汚い盛り付けの天ぷらソバの丼が 無造作に置かれる)
 (驚いて 丼を凝視する加賀美)

神代 「出来たぞ。 食え。 (二人の目の前に、 店員姿の剣が 腕組みをして立っている)」