◆中国産うなぎから合成抗菌剤:2002年5月
厚生労働省によると、2月と4月に中国産養殖うなぎから、国内で使用禁止の合成抗菌剤「スルファジミジン」が検出された。

◆台湾産うなぎから合成抗菌剤:2003年11月
厚労省は、日本では魚介類への使用が認められていない合成抗菌剤「スルファジミジン」が台湾産養殖うなぎから検出されたとして、輸入業者に検査命令を出した。
業者の自主検査で冷凍の白焼きからスルファジミジンが検出されたと大阪検疫所に届け出があり、那覇空港の検疫所では養殖活うなぎ(活魚)から検出された。

◆中国産うなぎ加工品から合成抗菌剤:2005年8月
厚労省は、輸入時検査で、中国産養殖うなぎの加工品から「マラカイトグリーン」を検出したと発表。

◆中国産うなぎから農薬:2006年8月
中国産うなぎから基準値を超える殺虫剤が検出されたとして、厚労省は輸入業者に検査命令を出した。検疫所の検査で有機塩素系殺虫剤「エンドスルファン」が検出された。

◆中国産うなぎ・えびなどに抗菌剤、米が輸入規制へ:2007年6月
米食品医薬品局(FDA)は、中国産のうなぎ、えびなど5種類の養殖魚介類について、米国で使用が禁止されている抗菌剤の検出が相次いだため広範な輸入規制に乗り出すと発表した。中国産の魚介類に対する輸入規制としては過去最大規模。
米国では中国から輸入されたペットフード、練り歯磨き、おもちゃなどに有毒物質が含まれていたことが次々と発覚している。FDAが06年11月〜07年5月に行った調査で、検査対象の4分の1から「マラカイトグリーン」など計4種類の抗菌剤が検出された。

◆中国産うなぎから合成抗菌剤 :2007年7月
群馬県は、前橋市のスーパーで売られていた中国産冷凍うなぎのかば焼きから食用養殖魚への使用が国内で禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」の代謝物が検出されたと発表した。
スーパーは1150匹分を仕入れ、前橋、伊勢崎両市の系列店計6店で951匹分を売った。残りは店頭から撤去した。