「それっぽいシチュエーション」を描いて悦に入り、それでおしまいなので何も発展性もありません
よく言われる「やりたい画」だけいきなり入れるから、前後の因果関係とか整合性がガン無視なのよね
若先生こと山口貴由先生は、
「数冊先の展開を見越して物語を編む能力を持ち合わせていないなら、描きたい場面だけを
情熱で繋ぎ合わせていくしかない。心底描きたいわけでなく演出上必要などという了見なら、
その場面は描くべきではない。技量の追いつかぬ場面でも、描きたいと思うなら挑むべし。
難しい絵こそ、恐る恐るではなく堂々と描かなければならない。読み手に届けたいものは物語ではない。
魂の躍動なのだから。」
という確固たる信念によってあの筆致に至るわけだが、「にそんな矜持などあるはずもなく…