親の存在が希薄だからといって、頼れるちょっと年長の先輩や同じ年なのにやたらと大人びていて
悩みや苦しみを打ち明けたり、道を見失って迷っているときにそれとなく導いてあげるような登場人物さえ皆無なのは
少年を主人公とする物語としては、いかがなものかと思う
親や教師など身近な大人への反発や不信と同時に、あの年頃の子供は自分を受け入れて理解してくれて尊敬できる大人も欲しているものなのに