★モンペコーチ田村岳斗のブログ★
http://www.jsports.co.jp/skate/yamato/fs1213/post-107/
世界ジュニアの女子シングル テクニカルパネル判定について
フィギュアスケート 12/13シーズン
2013/03/07 20:26
世界ジュニアが行われていたイタリアから帰って来ました。この大会の女子シングルについては、日本の選手たちも含めてスケーターたちは素晴らしいパフォーマンスをみせてくれました。
しかし、テクニカルパネルの判定に対しては、よくあんな判定ができたものだと、怒りを感じてしまいました。時間をかけてビデオ判定までして、テクニカルパネルは一体何を見ていたのか! という気持ちです。

今大会の女子シングルは、スコアも全体的にロースコアで、お客さんにとっても違和感がある大会だったのではないでしょうか。選手の出来とスコアがあまりにも噛み合わず、ブーイングが起きたのも事実です。
2002年のソルトレイクシティ五輪で採点の不正があって以来、現在のジャッジングシステムになったのですが、今回のような判定が繰り返されるようであれば、スケーターはもちろん見ている方たちも納得がいかないような競技になってしまうかもしれません。
男子で多くの選手が4回転に挑まなくなってしまった時があったように、女子も3アクセルや3回転+3回転にチャレンジしにくくなってしまうのでは?と危惧したくなるほどでした。
テクニカルパネルの判定によって、勝った選手、負けた選手双方にとって後味の悪い盛り上がらない試合だと思いました。
今回の世界ジュニアは、あの判定によって、女子シングルの技術の進歩を妨げ、選手のモチベーションを大きく下げるものだったと僕は思います。
<続く>