細田采花「来た!」初トリプルアクセル決め3位発進
[2018年10月7日15時31分]
https://www.nikkansports.com/sports/news/201810070000543.html
関大では平昌五輪4位の宮原知子、3回転半ジャンパーでシニア1年目の紀平梨花らと同じ、
浜田美栄コーチから指導を受ける。大学4年だった16年12月の全日本選手権で、1度は引退を決意。
続く国体を終えると仲間から花束まで受け取ったが、17年2月に紀平と遊びで3回転半を練習していると、思わぬ形で初成功が待っていた。

「『あっ、降りちゃった』って感じで…」

悩んだ末に現役続行を決意。
昨季の全日本選手権では、3回転半を構成に入れていなかったショートプログラム(SP)の低迷でフリーに進めず、挑戦することすらできなかった。

「今年も(3回転半を成功させたいという)モチベーションは一緒です。
ひとつ違うのは、全日本でトリプルアクセルを降りたい」

今季はSPから組み込んだ大技。23歳での競技会初成功に、リンク際の浜田コーチも思わず喜びの声を上げていた。
現役続行を決めてから数カ月経過した17年夏、思いを込めてこう言った。

「長い間スケートをしていたら、年下に抜かれたり、いろいろある。
でも『最後まで頑張っていたら跳べるんだよ』って、そういうのを見せたいんです」

次は、もっと大きな舞台でその可能性を証明する。