(1)日本人、特に女性は浅田に代表されるように内反足が多いし、ちゃんとルッツを跳んでも氷に
乗りすぎて離氷でインエッジになってしまったりする(それ自体は問題ない)。

(2)普通の前進ストロークでは片足のインサイドで蹴って90度斜めにもう一方のブレードを出し、
さらにその足のインサイドで蹴って、同様に、左斜め、右斜め、と言う風に前進する。

(3)例えば、左に曲がりたいときは、右インサイドで蹴って、左に乗り換え、「左のエッジをアウト
サイドにチェンジして」「右後方に蹴り」、「右脚を「クロス」させて左斜めに出す」。

(4)次に右足のインサイドエッジで普通にストロークして(3)を繰り返す。

(5)「クロス」したときに蹴る足はアウトサイドエッジであるが、初級を落ちる人はこれが
出来ていない。

(6)靴紐をカチカチに締めて、普通に内股にしか立てないから、「クロス」したときに脚が
内側にひしゃげたようになる。まるで、半島の身体障碍者踊りのように見えるが、立っている
のが不思議である。

(7)「クロス」と言っても、技術を分解すれば結構難しいのだが筋のいい子供は先天的にこれ
が出来る。出来ない大人は、まず、紐を締めすぎなのと、アウトエッジに乗れていない。

(8)マジでクロススケーティングを習得したかったら、前進ストロークでアウトサイドエッジに
乗ることが先決、と言うより、内股を凌駕出来るくらいの余裕が靴に必要。何度も言うが
アウトサイドエッジに余裕を持って乗れるように紐をゆるめること。