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■ジャンプとは何か(私の推量。もし間違いがあったらごめんね)

●はじめに

以下は、フィギュアスケートを全然やったことのない私の推量である。
だから間違っている点もあるかも知れないので、
それを承知して欲しい。
羽生選手にとって、何かヒントになることが少しでもあったら、役立てて欲しい。

●本文

フィギュアスケートでは、0.5×n回転(nは任意の自然数)のジャンプしか存在しない。
なぜか?
その理由を考えてみよう。

フィギュアスケートでは、ジャンプの回転方向は上から見て左回り (反時計回り) を
正回転(順回転)とし、 右回り (時計回り) を逆回転とする。
多くの選手は正回転でジャンプをする。
ここでは、正回転でジャンプをすることにしよう。

まず、床の上でジャンプをしてみよう。
0.5回転ジャンプをしてみよう。
0.6回転ジャンプをしてみよう。
0.7回転ジャンプをしてみよう。
このように、床の上では、「0以上の任意の実数の回転数」のジャンプをすることができる。

高くジャンプをするほど、また、
角速度(1秒間に回る中心角。詳しくは高校の物理の教科書を読むこと。)が大きいほど、
回転数の多いジャンプを跳ぶことができる。

最大、垂直飛びで自分が60センチ跳ぶことができると仮定しよう。
また、角速度は∞まで大きくできると仮定しよう。

仮に、高さ丁度30センチだけ、跳ぶことにしておこう。
すると、角速度を大きくするほど、跳べるジャンプの回転数が大きくなる。
しかし、あまりにも角速度を大きくすると、着地の時の角速度も大きくなって
着地の時に「おっとっと」とバランスを崩してしまったりして、綺麗に着地できなくなる。