>>187
LISP(笑) あれはコンピュータにとって美しい言語だろ。人間にとっては奇怪な呪文の
羅列でしかなく、アセンブラの方がまだ親しみやすい。PostScriptみたいで、人間が
直接書くためのものじゃないね。計算機科学者が作った実験的言語で、実用性は低い。
同じ1950年代生まれの言語では、数式通りの記法が売りのFortranが実用として
支持された。後続の主流言語BASIC、Pascal、CもFortran系列。

1960年代生まれのBASICは、当時のFotranでは.gt.だった比較演算子を数式通りの
>にしたし、文字列処理を簡潔で分かりやすく記述可能にしたから、高級言語の
発達史の中で評価されて良い。構造化されないうちに普及してしまったので、色々
叩かれることになってしまった。VBAは構造化されているし、オブジェクト指向も
取り入れ、Microsoft Officeの大きく複雑なデータ構造を分かりやすく扱える。
昔のBASICから引きずったおかしな部分も残っているが、総合的に評価すればそんなに
駄目な言語ではない。

大前提として、変数の宣言と型づけができない言語は駄目だね。だから、Rubyも
Pythonも評価は低い。VBAは昔のBASICとは違ってDim i As Integerにように
宣言できるし、Option Explicitと書けば宣言を強制できる。プログラミングに限らず、
自然科学でも変数は定義してから使うものだし、人文・社会科学でも例えば法律では
用語を定義してから使う。定義を与えてから論を進めるのは科学的思考の基本で、
それができないRubyやPythonは俺様脳内的プログラミングでしかなく、教育上有害。

プログラミング教育ではC系かPascalを学ばせ、「aって何? お前の脳内なんか
知らないよ」とか「型が違う変数にそのままでは代入できないぞ。ボヤボヤするな」
とかコンパイラに叱られながら、正しいプログラミング作法を身に着けさせるのが
良い。プログラミングが嫌いになる子が出てくるかも知れないが、そういう子には
適性がないので、ちょうど良い篩い落としになる。

RubyやPythonはちょっと高機能な関数電卓や、ちょっと高機能なバッチファイルとして
利用するものであって、C系やPascalのようなちゃんとしたプログラミング言語と同列に
扱ってはいけない。