>>474
C/C++ では、配列ではなくリンクリストを積極的に使うようにすることに
よって、メモリーが断片化しても再利用される確率を高くすることができます。
というのは、データの基本となっている要素のオブジェクトのサイズが
小さいため、さまざまなサイズのデータを new しても、結果的に、
断片化された空きメモリも高い確率で再利用されるためです。
new、delete するオブジェクトのサイズがランダムな場合で、
断片化空きメモリが残っている場合、確率論的には、おおよそ 2回に1回は
断片化空きメモリが再利用されることになるでしょう。もちろん、
delete された回数が少な過ぎる場合、そもそも断片化空きメモリの個数が少なすぎる
ので、再利用できる確率は低くなります。それは、初期化時やファイルからデータ
読み込み時などにどんどんメモリを new していくよう場合ですので、そもそも
断片化が起きる余地も有りません。

なお、ポインタとリンクリストを組み合わせると、よくある場合には、他の
集合アルゴリズムよりも、効率が高くなりやすいことが知られています。
ただし、文字を集合させて文字列を作るような場合は例外です。