待合室改修 薫る「昭和」 - 新たな観光動線に/京終駅
2018年3月4日 奈良新聞

リニューアルされたJR京終駅の待合室の内部(市提供)
待合室ホーム側(市提供)

 奈良市は昨年、JR西日本から建物の無償譲渡を受けた同市の「JR京終駅」をリニューアル。第1期工事として手掛けた待合室の改修を終え、9日から供用を開始する。
同駅は町家などが建ち並び、新たな観光スポットとして脚光を集める旧市街地ならまちの“最寄駅”。
近くには旧奈良町振興館を改修した市奈良町南観光案内所(井上町)もあり、外国人観光客の増加も見込まれている中で、仲川元庸市長は「新たな動線整備になる」と期待を寄せている。

 JR京終駅は明治31年に桜井―京終間が開通して以来歴史を刻み続け、奈良市と同様、今年創立120周年を迎える。
駅舎は下見板張りの木造平屋建てで、駅舎柱に貼り付けられた建物財産表には「明治31年4月」と記されている。
大正8年〜昭和26年には「奈良安全索道(さくどう)」により、大和高原と結ぶ物資輸送専用の索道が稼動。人や物資が行き交う拠点としてにぎわった…

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