阪急で事故なのにJRに連絡 警官ミスで運休
約2万人に影響
2012/8/4 10:56
 兵庫県警芦屋署は4日までに、同署地域課の警部補が阪急神戸線の踏切の遮断棒の損傷を阪急電鉄に伝えようとした際、誤ってJR西日本に連絡したと明らかにした。JR西によると、確認作業のため、51本に部分運休と遅れが出て、約2万人に影響した。
 芦屋署によると、3日午後6時20分ごろ、信号無視でパトカーに追跡されていたワゴン車が、遮断機が下りていた芦屋市三条町の踏切を突っ切って遮断棒を壊し、そのまま逃走した。
 現場から連絡を受けた地域課の警部補は、阪急電鉄芦屋川駅に連絡しようとしたが、手元の電話連絡先リストを読み間違え、誤ってJRの芦屋駅に電話した。
 警部補が電話をした際、JRの担当者が「芦屋です」と答え、会社名を言わなかったため、誤りに気付かなかった。
 JR西が現場を確認したところ、壊された遮断機が見つからず、間違いが判明した。
 阪急にはその後、芦屋署が連絡。運行には影響はなかったという。
 芦屋署の野島章文副署長は「ご迷惑をかけ申し訳ない。今後このようなことがないよう指導したい」とのコメントを出した。
http://mw.nikkei.com/#!/article/DGXNASDG0400T_U2A800C1CC0000/