「戦争しないとどうしようもなくないか」。北方領土をめぐる発言が波紋を広げる丸山穂高議員
所属する日本維新の会が、正式に除名を決定した。深々と頭を下げ、自らの発言を撤回し謝罪した、
日本維新の会・丸山穂高衆議院議員。 問題の発言は、まさに耳を疑うものだった。丸山議員「団長は
戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか? 反対ですか?」 北方領土 交流訪問団・大塚小弥太団長「
戦争はするべきじゃない」5月11日、ビザなし訪問団に参加して、北方領土の国 後島を訪れていた丸山
議員は、元島民である団長との会合で、北方領土について「戦争しないとどうしようもない」などと発言
この時、丸山議員は酒を飲んでいたという。丸山議員「不適切に話をしてしまった。一般論として」
発言が不適切だったとして、丸山議員は14日、離党届を提出。しかし、日本維新の会・松井代表は14日午後、「除名処分と
いう結論を出した」と述べた。日本維新の会は正式に除名し、松井代表は、自ら議員を辞職すべきだと述べた。今回
の戦争発言に、北方領土の元島民からは、「国民から選ばれた国会議員ですから、ああいうことは言うべきではな
い。失礼なことを言っているなという感じ」など、あきれた声が。丸山議員の地元・大阪からは、「お酒のせい
にしたら...」、「あの人は、議員は無理じゃないかな」などの声が聞かれた。丸山議員をめぐるトラブル
は、これが初めてではない。4年前には、居酒屋で酒を飲んだあと、男性ら5人と口論になり、けんか騒ぎとなった。
さらに2年前には、日本維新の会の元代表・橋下徹氏と、代表選をめぐってツイッター上で口論。橋下氏か
ら「ボケ」とののしられ、離党届を提出する事態となった。2017年10月の離党届提出時、丸山議員は「もはや耐えることはできない」と述べていた。
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