316名無しでGO!2020/09/19(土) 11:22:12.33ID:nUXJgX7g0
>>310 >>311呉王は王子慶忌を殺したいと思っていたが、これを殺せる者がいなくて、呉王は悩んでいた。
要離は言った。私はこれをできますと。
私はかつて六馬でこれを江上に追ったが駄目だった。多くの矢を射たが当たらなかった。
今、お前が剣を抜いても肘より上げることはできず、馬車の横木に登ることもできない。お前にどうやってできるというのだ。
要離は言った。私は期待を裏切ることを憂いていますが、できないことを憂いてはいません。
王の指示があれば、私はやってみせますと。呉王は言った。分かったと。
翌日、要離に罪を加え、妻子を捕らえ、これを焼いてその灰を捨てた。要離は逃げて、王子慶忌に衛で会った。
王子慶忌は喜んで言った。呉王の無道は、貴方の見るところで、諸侯の知るところである。
今、貴方が罪に落とされて去ったのは良い機会だと。
要離はしばらくして、王子慶忌に言った。呉の無道ははなはだ酷い。王子とこの国を奪いに行きましょうと。王子慶忌は言った。そうしようと。
そして、要離と共に長江を渡る。中程で、剣を抜いて王子慶忌を刺した。王子慶忌は要離を掴んで、長江に投げた。