(続き)

 そもそも、私自身は、これまで、殆ど保存車両に関する取り組みはしてきませんでした。しかし、所属していた鉄道フォーラムが、日本鉄道保存協会の賛助会員
だった事も有り、2011年ごろから、日本鉄道保存協会の定期総会に参加したり、更に、2015年からは、くめがわ電車図書館の清掃・塗装作業をお手伝いする
事で、少しずつ、保存車両に関する考え方が変わってきました。特に、くめがわ電車図書館に関しては、運動公園のD51684と同じ、東村山市の保存車両と言う
事で、どうしても、D51684と比較対照されてしまいます。この辺りから、D51684を何とかできないものかと思い、個人的に調べてみたものの、これまでに何度も
ボランティアが修繕する事を市に呼び掛けているにもかかわらず、市はJRから無償貸与の契約となっているからという理由で、ボランティアによる整備も断って
いた事を知りました。その為、自分自身の中で諦めてしまっていたのですが、6月16日に放送された、TBS「噂の東京マガジン」を見て、これが最後のチャンス
ではないかと思って、今回の保存活動に立ち上がる事にしました。

 私自身、長年、D51684の現状を知りながら放置してことについては、市民としても責任はあると思っています。その事は、東京MXテレビのインタビューでも
お話しております。その上で、今回の活動中に、1億2300万円の件と、長年放置して来てしまった件については、多くの方から、ご意見をいただいたこともあり、
市長に直接お話しさせていただきました。お忙しい中、足を止めてお話を聞いていただいた事に関しましては、心よりお礼申し上げます。

 冒頭でも触れましたように、保存会は、最後まで諦めずに活動を続けています。どうか暖かい目で見守っていただければ幸いです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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