志村さん出身の東村山で惜しむ声 03月30日 15時16分

志村けんさんが亡くなったことについて、出身地の東京・東村山市では惜しむ声が聞かれました。

20代の男性は「小さいころからテレビでよく見ていましたし、東村山のスターなのでショックです。落ち込んだ時に志村さんの『だいじょうぶだぁ』というギャグを聞くと不安が少しなくなりました。
天国にいっても人々を笑わせるような存在でいてほしいです」と話していました。
また、お年寄りの女性は「東村山市の人気者で惜しい人を亡くしたと思います。高齢者はすぐウイルスをもらってしまうので遊びたい気持ちはわかるけど外出は自粛してほしいです」と話していました。
西武新宿線の東村山駅前には志村さんのギャグで東村山市が全国に知られることになったことへの感謝を示すために植えられた3本のけやきの木、「志村けんの木」があり、30日は記念碑に花をたむけたり木に抱きついて別れを惜しむ人たちの姿も見られました。

志村けんさんが亡くなったことについて、出身地の東京・東村山市の渡部尚市長は「志村さんは東村山音頭を踊られて、全国的に東村山の名前を広めたくれた偉大な英雄です。
東京オリンピックの聖火リレーのランナーになっていただいていたので、来年には聖火を持って元気に走っていただけると考えていましたし、そうなってほしいと願っていたので本当にショックです」と話していました。
また「志村さんは身をもって新型コロナウイルスのおそろしさを多くの人に示してくれたと思います。
この病気が本当におそろしいということを再認識しながら、かからない、そして、うつさないための取り組みを全市民でがんばっていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200330/1000046429.html