「選挙」2007年のドキュメンタリー映画。D:想田和弘
120分+特典映像58分

内容紹介
川崎市市議補欠選に立候補した40歳男性の選挙戦を「観察」。
NOテロップ、NOナレーション、NO劇伴(BGM)スタイル。

内容要約
(するにあたり特典映像からの情報もマッシュアップして構成します)

2006年、東急田園都市線・宮前平駅前。夜6時。
トラメガ、自立スタンド付き幟、ポスターの張られた立て看板2つ、
タスキ姿の候補者が駅前ロータリーの周辺地図表示板前に陣取る。
秘書らしき人物はそばでチラシを配る。
「小泉自民党支援の改革支援チームです。
この川崎で、小泉改革を実践してまいります!」
通行人はまばら。立ち止まる人間はゼロ。
帰宅中の小学生3人に配り「お父さん、お母さんによろしく!」

一見小泉純一郎似のこの候補者、山内和彦40歳。
川崎市議選の補欠選挙に出馬した。
川崎出身ではない。政治経験ゼロ。
自民党の公募に応募して合格した落下傘候補。
もともと信州大に進んだが、東大を5浪して入学。
「1回受かりたかったから」、
3留して卒業。同じく東大卒の想田とは
共通の友人を通じて知り合った。
その縁でこのドキュメンタリー撮影が実現。
就職には失敗し、切手・コイン商で成功?
実家は郵便局長。切手マニア。
現在は会社員の妻あり。結婚3年目。子供なし。
ヒモみたいな生活から一念発起して立候補した。