「献金はあった?」
「ゼロ。選挙事務所へのお見舞い金があるけど
それはたかが知れた額。
議員にならないと、実績を出してないと
献金はしてくれない。」

夜。軽の中で携帯で長々話す山内。
何かの支払いのトラブルらしい。
解決したらしく、想田にOKサインを出す山内。
そのまま軽の中で一人仮眠をとる。

別日。
ビジネスホテルの狭い一室に山内夫妻が訪問。
部屋には東大時代の同級生?3人がいる。山際もいる。
山内、「やってもやんなくても怒られてる」
「やる気あんのか、挨拶がなってない、
と議員からどやされる毎日。
もう体質が体育会系。
俺、文科系だからそんなことわかんない。」
妻、ドア付近で立って聞いてる。
「妻のことを有権者に紹介するときは
妻、じゃなくて家内と言え、と言われる。
指示はすごく細かい。」
「現在の川崎市議会は自民と民主党は
18人対18人でイーブン状態」
「もともと立候補するならまず有名人に
なってからしたかった。
江東区の区議選なら2000票で受かる。」
「宮前区は市議は10人枠。うち3人が自民党。
その3人は今は協力してくれるけど、
改選の時はライバル同士になる。
それぞれの市議に縄張りがあって俺がそこに行くと煙たがられちゃう」