999は宇宙を旅しますが、この路線666はおもに都内東部を
ぐるぐる回ります。
六本木、汐留、お台場。
乗客はほとんどいません。
誰にも顧みられることのない路線。
その路線番号からもわかる通り、
「悪い予兆」は運命づけられているのです。

立ち寄る駅にはいつもゴミだらけ。
降りても何の得にもなりません。
時間の無駄。
徒労。
時には失望。怒り。諦念。
しかし稀に、本当に稀に見出せるダイヤが見つかるから。

主人公のドキュ郎はキカイの体ならぬ、
人を動かす真のキロクを求めて旅立つ少年。
謎の美女、メータルが寄り添います。

ドキュ郎は秋までに希望のモノを見つけられるのでしょうか?