↑NNNドキュメント。
まずは前回の振り返り&追加の新事実紹介から。

旧陸軍省参謀本部。
1945年8月。敗戦直後。
この建物の裏手で3日間たき火が燃えていた。
それは軍の機密資料を焼却した火だった。

約50年後の1996年、防衛省の敷地内で
当時の燃え残り資料が偶然?発見された。
これを通称「市ヶ谷台史料」という。

番組はその現物を閲覧した。TV取材初である。
焦げて一部分〜大部分が欠損してる史料は
1枚1枚、台紙に貼られて保管されていた。
その中の1枚に
「敵国首都、南京を攻略すべし」と書かれた命令書があった。
これ以外の南京攻勢の資料はすべて焼却されてしまっている。

福島県在住の研究家、小野賢二さん68歳。
彼は南京虐殺、とくに65聯隊の兵士たちを
探し出し、彼らの日記(陣中日記)や
証言をカセットテープ、ビデオテープに記録し続けている
約200人分を収集。
65聯隊にいた、あるいはかかわった日本軍兵士30人が自分の日記に記している。
これは「一次資料」である。
番組はこの資料をもとにCGで虐殺を再現。

南京の中心部は城壁で囲まれていた
日本軍は四方八方から大隊を取り囲ませた。
64聯隊は揚子江沿いに進軍し、
川を渡れなかった市民を多数捕虜として拘束・監禁した。