>>685
■実際に前で踊ってみて、景色は違いましたか?

米田 全然違いました。“大人サバイバー”のときは後列の端くらいだったので、練習のときも鏡が見えなかったんですけど、今回は「全身見えるやん!」みたいな。(笑)
いままではメンバーの背中を見て踊っていたので、ちょっと不安な気持ちもありましたけど、初披露(8月10日の神宮外苑花火大会)のときに目の前がすごい広くて、お客さんもたくさんいて、この光景を覚えておかなきゃ、一生見られないだろうなって。
そんなことを考えていたら、一瞬でBメロが終わっちゃって、寂しい気持ちにもなりました。

■すごい迫力のあるダンスをしていたので、そんなことを考えているようには見えなかったですけど。(笑) これからもポジションを守れるように継続しないとですね。

米田 はい!がんばります!

■歌詞についても訊きたいんですけど、電車に乗って楽して大人になるのか、辛くても自分で歩いていくのか、そんなことを問いかける内容ですよね?

山本 私は語彙力がないので、歌詞をもらった次の日に、イラストに書いたりして、意味をめっちゃ考えたんですよ。
それで、この曲の主人公は次世代の若い人の場合と、もう大人と呼ばれる年齢の方が大人になりたくないと言っている場合と、2通りの捉え方ができて。
そういうのもすごくおもしろいし、いまも考え続けて、向き合っているんですけど、本当に素敵な曲をいただいたので、簡単に歌っちゃいけないなっていう想いが強くあります。

■歌っているときは、どういう気持ちなんですか?

山本 大人になりたくないっていう葛藤を自分のなかで作ってというか、主人公になりきって歌っています。

■大人になるってなんですかね?

山本 難しいですよね。正解なんてないんでしょうけど、すごく考えちゃいます。