中年ひきこもり一般家庭では子に資産を残すのは無理“最後は生活保護”

自分の老後に不安を覚えた44歳の長男
長男の老後について、ファイナンシャルプランナーが立てた「サバイバルプラン」の内容とは――

親は年金生活。44歳のひきこもりの老後計画
「私たちが死んだあと、息子はどうしたらいいのでしょうか」

埼玉県在住のIさん(70歳)から“SOS”が入りました。ひとりっ子の長男は現在44歳。高校2年の時に「勉強についていけなくなった」と中退し、そのままひきこもりになってしまいました。その生活もすでに27年目です。

長男の「サバイバルプラン」を立てるには待ったなしの状況です。
「ご長男の将来の生活費を捻出するためには、こちらの支出も見直す必要があると思います」
私は支出の一覧表にある「車関係費」を差しながら言いました。
「車がないと生活できないのであれば無理に手放す必要はありません。だめですよね?」

すると、Iさんは言いました。

「私も同じことを考えていました」

残念ながら、長男は生活保護制度に頼ることしか無理です

父「本当は長男の生活費を準備したいのですが……」
最後にIさんは下を向きながら申し訳なさそうに言いました。

「本当は長男の生活費の足りない分を全額準備したいのですが、やはり難しいですね。
サバイバルプランに向けていろいろと提案をしていただいたのに、私たち家族がしっかりしておらず申し訳ございません」

https://president.jp/articles/-/23449?page=4