親資産が命綱「38歳実家ニート」の"終活"ファイナンシャルプランナーがニートに現実を突きつける!

大学卒業後、長男は30歳目前にひきこもりに。その生活もすでに8年。60代の両親は「自分たちが死んだ後も、息子が生活保護の世話にならずに済むように」と考えているが、
試算すると約2700万円の預貯金は存命中に底をついてしまうことがわかった。家計再生のためには、息子への“愛情予算”を削る必要がある。両親が選んだ結論とは――。

父68歳年金受給 母63歳自営業 長男38歳ひきこもり
関西近郊在住の60代のご夫婦から相談依頼がありました
「私が年金生活に入り、貯蓄の取り崩しが始まりました。生活費の不足分に加え今後の支出をざっくり計算してみたところ、子供にお金を残すどころか、両親が生きている間に貯蓄が底をつきてしまいそうで、不安になりました」

聞けば、長男は、日々、部屋でインターネットをしていることが多く、たまにコンビニや本屋に出かける程度
食事は母親が準備したものを食べており、自炊の経験はないとのことです。

親の資産2700万は親の代で0円になることが判明!息子に資産を残すのは不可能!

今の生活を続けていると、子供に財産を残すどころか、親が存命のうちに貯蓄が底をつきる可能性もあることがわかったのです。
親の代でほぼ貯蓄を使い切りそうです。

親亡き後の生活を想定し「手抜き」「手放し」をする
そこで家計簿を拝見し、費目ごとに確認していくなかで、改善点が見えてきました。
食費
母親は、長男の健康維持のために3食の食事とおやつを準備する
目指すのは月2万円のカットです。おやつは徐々に回数を減らしていく、
食事はレトルト食品で済ましたり、1日家を空けて、冷蔵庫にある残り物を食べてもらったりするなど、長男のために「手抜き」を心掛けてもらうよう提案しました。

自動車関連費

車は、両親はほとんど乗らず、長男が、たまにコンビニや本屋に行くのに使う程度とのこと。
車の買い替え時期を「手放す」タイミングとして、自転車に乗り換えることを提案しました。

それでも、長男の資産を残すためには、あと300万円足りませんどうすれば捻出できるのか……
https://president.jp/articles/-/23125