以前障害者だけの方が集まるイベントで場所を貸したことがある。
運営も参加者も皆障害者の方達だった。

そこで参加者にこういう質問がでた。

「ご自身の障害がなくなったらいいと考えている人手をあげてください!」

と。

私は当然全員が手をあげると思っていたが結果は大きく違っていた。

半数以上の方がこのままでいいと答えたのだ。

正確にいうと事故やメンタル的な原因で後天的に障害をお持ちになられた方はほぼ全員手をあげました。

手を挙げなかった先天的に障害をお持ちの方々は今の社会保障がなくなることのほうがリスクが大きいと答えたのです。

彼らの多くは健常者の世界こそ大変だと思っていたのです。

先入観というのは怖い。

皆障害者は誰でも社会で活躍したいと思っているかもしれないが実際はとても複雑な背景なのだ。

これからは社会に出れるべき方は出る。

出れない方には今まで以上の手厚い社会保障が必要となっていくだろうしそうなるべきだと思っている。

私は事業を得意とする企業とたくさん出会い、たくさん連携しつつ、数多くの事例をつくり、障害者の働く選択肢を増やし、一人でも多くの方を支えられる側から支える側にしていくミッションに取り組む活動を続けていきます。

https://www.comeluck.jp/150722.html