ランダムネスは彼を海に呼んだ。彼はなにもわからない。無意識とも話せないし、
自然からのメッセージなんか読めない。ただ、数字は読めた。数字を読む。それは、
ランダムネスとのダイレクト対話なのだ。彼は自分の運命を知る。
数字が語りかけてくる。車のナンバー、看板、広告、腕時計のデジタル数字、雑誌や
本の数字や、ページ数、すべての数字からメッセージを受け、試練が始まる。
三柱の神、先生と女性、絶対神ランダムネス、すべての妄想を打ち破って、帰ってくる。
相変わらず「業」をしょっている者達のところに。それは、彼女達のためだけではない。

俺は彼のツイッターをリアルタイムで見ていた。それにははっきり書かれていた。
「間違った資本主義が子供の搾取や、麻薬を広めている。世の中を狂わせている。
冷たく暗い、漆黒の城をぶち破って、傷ついた羊達に光を与えて、人間に戻したい。」
完全におかしくなってた頃に、確かこう書いてたはずだ。