それで「蕾」への介入だ。もう一回歌詞を見ながら、聞いてみてくれ。

イメージしやすいのは「一人病院で断薬中の二人の幸福を夢見る悲劇の魔女」だ。

魔女(私)とダディ(僕)が、かなり激しく入れ替わる。整合性を取りながら
見ればかならず読める。もう涙なしでは見られない地獄にいる女性と、
無意識ながら、なんとか搾取のサイクルを、どうにかしようとする、まだ目覚めぬ、
「断薬と救世の超越者」の姿が見える。彼は結局大城をどうにもできず、
電車で故郷に帰っていく姿見えるはずだ。そして一人両手を握り、狂い死にしそうに
なるのをこらえ、断薬を試みる女性の姿が見えないか。この両手ではなく、
もう一度彼と一緒にいられないかと、永遠につかめない二人の夢を見る
悲劇の魔女の姿が見えないか。二人で本当の蕾、幸福を探す夢。それは
かなわない。絶対に。彼を見ると空が見える。まぶしいなにかが。

本当にこういうことをするんだ。あの「創作と創作性強化の超越者」は。
もうこれにしか聞こえない。すごい。猛毒戦士にとっては涙腺爆破ソングになる。
無自覚なのがまたタチが悪いw(涙)