LUNA SEAの5人は1999年アジアツアー台湾+香港+上海より帰国し

すぐさま今後に向けた次のミーティングが開始された
そして1991年彼らがメジャーに飛び出したその年から1999年までの
膨大なライブトラックの中からセレクションしての究極のライブベスト盤の制作と
都内某所にて入場制限なしの特設会場での野外ライブが決定した

これまでも歴史上・初って事ばかりに向かった5人がとんでもないコトを起こそうと計画していたのだ
1999・5・29+5・30
音楽シーンに刻む事になるそのイベントのアートワークもこれまで同様にサカグチケンの手に委ねられた

サカグチケンは震えた…
これまでの自身の中のジャケットの1枚絵なんかじゃ
この後世に残る世界観は表現できないって手を素直に上げた

かわりにCDのマテリアルへのこだわりをメンバーに説いた
派手な過大なデザインをしないスタンダードな世界観紙質は緻密性の高い特殊な紙を使用する等
材質に徹底的にこだわった

そしてあのインパクトのあるタイトルを提案したのもサカグチケン 
『NEVER SOLD OUT』そして『CAPACITY∞』

すべてをモノトーンで表現しタイポグラフィのみ
シンプルで太い制作にそのまま突き進んだ

もちろん5人がそれぞれ独りになって臨んだHIROYA KITAIとのポートレイトは
個が力強い魂の輝きをフィルムに焼きつけたモノで
どんな時代がこようと色褪せるない

最狂のポートレイト写真のひとつになって今尚サカグチケンの事務所には飾られている

そしてメジャーデビューからずっと彼らのアートワークを手掛けてきたサカグチケンは1つの区切りをつける

LUNA SEAからの卒業である